こんにちは!
SONYのカタログを見ると映像に関する項目だけで沢山あるんですね。
ただそれでどう変わるの?って思いませんか?
そこでそれぞれの機能を解りやすく解説したいと思います。 どうも!テレビ大好きなゆきです! 今年のモデルから各社4Kチューナー内蔵のモデルが増えてきて選択肢が多いで ... 続きを見る
sony TV 2019年モデル! おすすめの4Kテレビはこれだ!
Content
映像に関わる機能
映像エンジンの種類と機能
X1Ultimate
搭載機種 A9G X9500G
- オブジェクト型超解像
- デュアルデータベース分析
- SuperBitMapping 4K HDR
- HDRリマスター
X1Extreme
搭載機種 A8G
- デュアルデータベース分析
- SuperBitMapping 4K HDR
- HDRリマスター
X1
搭載機種 X8550G X8500G
- HDRリマスター
映像エンジン無
登載機種X8000G
上記の映像エンジンが下記の機能を制御して綺麗にしています。
X1ultimateが最上位で最下位は映像エンジン無しです。
画質を良くする機能
4K xreality PRO
トリルミナスディスプレイ
有機ELパネル(自発光方式)
PixelコントラストBooster
エクステンデッドダイナミックレンジプロ
倍速パネル
XMotionClarity
以上ですね。
こんなに沢山あっても、何が何だか分からないですよね?
SONYの映像エンジンX1もランクごとに画質の違いで、①高精細②豊かな色③高コントラスト④その他に別れています。
映像エンジンX1とその他の機能を含めて4つに分けました。
①高精細
オブジェクト型超解像
画面内に有る物を認識してその物にあった質感を出す。
近くにある人の顔や物は高精細にして、遠くにやる景色はあえて高精細にしない事で遠近感を出したり立体感をだします。
搭載機種 A9G A8G X9500G
デュアルデータベース分析
BRAVIA内に景色や人やモノなどデータベースがありそのデータを元にノイズを消したり高精細に移す機能。
搭載機種 A9G A8G X9500G
4K X-reality PRO
こちらもデータベースを使うが、YouTubeやゲームなど、表示される全ての映像に高精細化の処理を行う。
他社の映像エンジンでは東芝も同様の処理をするようです。
搭載機種 全機種
②色合い
Super Bit Mapoing 4K HDR
グラデーションの処理を10Bit(1024段階)から14Bit(16384段階)相当に引き上げる。
バンディングと言うグラデーションの縞模様を消す機能です。
店頭で確認した所Super Bit Mapoing 4K HDRは完ぺきでは無いようで、夕焼けのシーンではバンディングは起きていました。
搭載機種 A9G A8G X9500G
トリルミナスディスプレイ
LEDを使った細かな色を表現する。
この機能はCCFL管(蛍光管)の頃の機能なのでLEDで本当に効果が出ているかは疑問です。
搭載機種 全機種
③コントラスト
HDR
従来の明暗の幅は1000対1でしたが、数万対1まで上げて、細かな明るさや暗さを表現出来る。
HDRもHLG(地デジ)HDR10(ブルーレイ)DolbyVision(ブルーレイ)のHDRに対応した映像はコントラストが高くなり綺麗に見える。
この機能は店頭映えはしません。
明るく派手な部分は店頭で確認出来ますが、暗い部分が更に暗くなっても店頭だと分かりにくいです。
搭載機種 全機種
HDRリマスター
こちらは上記のHDRに対応しない映像を疑似的にHDRにする機能。
無いよりはあった方が良いが本当に効果があるかは疑問です。
HDRリマスターの効果より、パネルの種類やバックライト制御が上を行く感じがします。
搭載機種 A9G A8G X9500G X8550G X8500G
X-tended Dynamic Range PRO
LEDを部分駆動させつつ、暗い部分の電気を明るい部分に回し、更にコントラストを上げます。
LEDの数が多いほど細かく光の制御が出来るので、旧機種のZ9FやZ9Dの方がLEDの数が多かった為、細かなコントラスト制御が出来ました。
他社のTVに比べ明るい部分が更に明るく見えるのはこの機能のおかげかな?
搭載機種 X9500G
直下型LED部分駆動
背面にあるLEDが部分的に制御出来るので、画面内のコントラスト(明るさと暗さ)がはっきりする。
個人的にはこの機能がすごく重要!!液晶の弱点を克服できる機能です!
搭載機種 X9500G
PixelContrastBooster(有機ELのみ)
有機ELの暗い部分の電力を、明るい部分に多めに電気を流すことでピーク輝度を更に高くします。
Sonyの有機ELはこの機能のおかげで明るく見えるんですね。
搭載機種 A9G
④その他
倍速機能
秒間60コマを120コマにして間を詰める事で液晶独特の残像感を無くす機能。
Sonyの場合は同じコマを並べるのではなく、コマとコマの間の映像を作り出す事でより滑らかな映像になります。
他社のTVも同様にコマとコマの間を埋めるようになってきましたね。
X-Motion Clarity
LEDバックライトを部分的に点灯する事により、液晶の残像を消してクッキリした映像にします。
欠点としては若干暗くなります。
下記のMotionフローの上位版ですがこの機能を強めにすると暗くなるので弱めの方が良いです。
搭載機種 X9500G
MotionフローXR240
X-MotionClarityとは違いLEDの上半分と下半分を交互に点滅させて残像感を無くします。
倍速機能の一つなのですが、くっきり映す代わりに暗くなります。
他社のスタンダードモデルには同様の機能が付いています。
昔のSonyは4倍速とこの機能を合わせて960コマなんて言っていましたね。
搭載機種 X8550G X8500G
有機ELパネル
まとめ
私個人で重要な機能は
- 倍速機能
- 直下型LED部分駆動
- 有機ELか液晶か
が重要な要素になると思っています。
もちろんその他の機能が合わさる事で映像が更に綺麗にはなりますが、どんなに映像が綺麗でも、バックライトの制御が無ければ、平坦な映像になるし、液晶パネルの製造元が変われば画質は綺麗に見えます。
有機ELは暗めの映像で性能を発揮しますが、バラエティ番組などの全体的に明るい映像では液晶の方が綺麗に見えます。
店頭で比較する際はデモ映像だけではなく、地デジやyoutubeの荒い映像で比較しつつ、4KHDRの綺麗な映像も参考にしながら違いを見て選んで下さい。
ではまた!